GO!GO!7188( GOGO7188 ) 鬣歌詞
1.うましかもの

作詞:浜田亜紀子
作曲:中島優美

イタイイタイと嘆いてばかリ
アレヤコレヤと目移りばかリ
ホレタハレタの色気もついて
ヨアケマダカ?と言った

あぁ奥床しい あぁ能無しが
今日もまた 浮ついてる
思い過ごしも 甚だしい

チラリチラリと気にしてばかリ
ヤツモコヤツも曖昧ばかリ
ミンナアタシと仲良しごっこ
スデニアキタと言った

あぁ趣き深い あぁ能無しが
1人なら恥じなどない 繋がりたいなんて嘆かわしい

この世はなんてステキ 算数わかりません
お礼は4並びで ひぃふぅみぃよ ゼロが6つ

ウツラウツラとお舟を漕いで
アレヨアレヨもはや夢うつつ
ノラリクラリと朝目が覚めて
ヨルハマダカ?と言った

あぁ烏滸がましい あぁ能率しが
思い知って 奈落のどん底
それでは お後がよろしいようで


2.浮舟

作詞:浜田亜紀子
作曲:中島優美

春の匂いも芽吹く花も
立ちすくむあたしに君を連れてはこない

夏が来る頃は明け方の雨
静かに寄り添って かけら拾い集める

秋が過ぎたらきっとあたしは
のびた黒い髪を切り落としてしまう

愛しい人よ離れ顔なんて 3日もすりゃすぐに忘れてしまった
ただ染みついて消えないのは煙草の匂い

君を待つ日々は足りない 切ない 鳴り止まない
不協和音が響き合って
それがあたしの枯れない 溶けない 鳴り止まない
孤独の唄 来来来…

かすかな別れを漂わすこともなく
足音は突然 絶切れた
あぁ悲しくも美しき白い冬

会えるものならば他に何も望まない
降り積もるは あの日も雪
君を待つ日々は足りない 切ない 鳴り止まない
不協和音が響き合って
それはあたしの枯れない 溶けない 鳴り止まない
孤独の唄 来来来…孤独の唄 来来来


3.大人のくすり

作詞:浜田亜紀子
作曲:中島優美

医者はみんなあたしを試す様に
容赦なく突きつける
一日三回飲みなさいと何食わぬ顔で告げる

これが飲めたら病気は必ず治るのに
あと一息が素直になれない
病気は必ず治るのにあと一息が体力勝負
こんなあたしに効果はてきめん

医者はみんな弱みに付け込む様に
容赦なく突きつける
絶対食後、飲みなさいと何食わぬ顔で告げる

これが飲めたら病気は必ず治るのに
あと一粒を受けつけないんだ
病気は必ず治るのにあと一息が体力勝負
こんなあたしに効果はてきめん

どうしても飲み込めないんだ
口の中で溶ける一方なんだ
大人のくすり 白い錠剤
大人のくすり でかすぎるカプセル

病気は必ず治るのに
あと一息が素直になれない
病気は必ず治るのにあと一息が体力勝負
病気は必ず治るのに
あと一粒を受けつけないんだ
病気は必ず治るのにあと一息が体力勝負
こんなあたしに効果はてきめん


4.ないものねだり

作詞:浜田亜紀子
作曲:中島優美

どんなに金があっても 欲しいものはつきない
どんなに恵まれてても 不満はつきない
もう何も欲しいとは思わない様に
目も耳も口もふさぎたい

あたしから出てくるそのままの言葉に満足したい
あたしが信じているものに安心したい
もう何も不安じゃなくなる様に
目も耳も口もふさぎたい

神様あんたがそんなにすごいんなら
楽な生き方教えてよ
不安も不満も期待も欲望も感じたくはない

あたしはただこの2本の足で
地面を踏みつけたいだけなんだ

知れば知る程うさん臭くて嘘つきな
現実とあたしから目をそらしたい
もう何も嫌じゃなくなる様に
目も耳も口もふさぎたい

神様あんたがそんなにすごいんなら
楽な生き方教えてよ
不安も不満も期待も欲望も感じたくはない

あたしはただこの2本の足で
地面を踏みつけたいだけなんだ


5.ななし

作詞:浜田亜紀子
作曲:中島優美

君は何も知らずにVOXのアンプがどうとか言っている
つい最近まで メサ・ブギーで
でも昨日はマーシャルを売約済みにしてた

流行も人の気持ちも言葉も
一晩で180度 変わってしまう時代なのに
君はあたしのことをずっと好きでいられるの?

今だけが確かな現実
君のカラダ その温度だけが その証拠
言葉はただの気休め
それでもいいから 不安を消して

君は何より大事な自慢のギブソンを鳴らして
それだけはずっと変わってなくて
君にとってあたしもそうありたいと思う

今はとりまく環境も明日の自分も
満たされてるハズなのに
それ以上を君に求めてしまうよ

今だけが確かな現実
君のカラグ 心拍数だけが その証拠
明日じゃ もう遅すぎる
今すぐ君が 不安を消して


6.ナイフ

作詞:浜田亜紀子
作曲:中島優美

昨日背中を切られた夢を見た
女は笑いながら言ってた
「お前なんか死ねばいいのに」

もうこれ以上 何も壊れない様に
今を強く抱きしめた

きっとそうなのかも知れない
女の言う通りかも知れない
「錆びたナイフは痛いでしょ?」

もうこれ以上 何も失くさない様に
今を強く抱きしめた

季節はほら見たことかと言って
あたしの前を通りすぎていった
「全部お前が悪いんだ」

もうこれ以上 涙こぼれない様に
今を強く抱きしめた

今を強く抱きしめた


7.雨のち雨のち雨

作詞:浜田亜紀子
作曲:中島優美

冷たい雨の日で小さくうずくまって 何を待っているの?
ボクはここで涙が通り過ぎるのを待ってるんだよ
間違えないで行き先を
オレンジの電車 いちごの匂い

どうして 何も言ってくれないの?
どうして 旅の支度をしているの?
ボクの右手は凍えはじめているよ。

今日も雨のち雨いつになったら止むの?
太陽昇ったらさ
ボクはここで永遠の赤い花を育てるんだよ
信じていたの約束を
くすんだ月の下 足りない数

どうして 何も言ってくれないの?
どうして そんな顔で見ているの?
ボクの右手は凍えてちぎれそうだよ。


8.無限大

作詞:浜田亜紀子
作曲:中島優美

美しいモノばかり 夢見ていたあたしは
弱さに心を奪われて
汚い自分を知った

汚いあたしをのみ込んでくれた君は
孤独に心を奪われて
未来は白紙に戻った

目に映る全てが
所詮 誰かの手で作られたものでしかないのなら
どこまでも続く夜景なんて あてにならない

変わらないモノばかり求めていたあたしは
記憶に心を奪われて
歩くことを忘れてしまった

手に触れる全てが
所詮 私を裏切ってゆくものでしかないのなら
今ここにある 優しさなんてあてにならない

君との時間を1つずつなぞるのはもうやめた

悲しみの果てに君の匂いと 夢の続き探した
その数だけ未来を見送った
夢から醒めた でも忘れない 全て抱えて私は歌おう


9.月と甲羅

作詞:浜田亜紀子
作曲:中島優美

夕立の黒い空に浮かび上がった二つの虹 青だけかすんでた
邪魔なモノ。涙と嘘 都会時間と眼鏡曇らす昨夜の吐息

でこぼこわき道走る あたしは眠らないうさぎになる

いびつな足 その向こうに 開いた穴は埋まらない
ココロ揺らすコトバ
カラダ揺らすリズム
ノドを震わしウタを紡ぐ ラララ…

少しだけ 好きになれたモノ。ベースと夜
サッカー中継と昨夜の電話

でこぼこわき道走る あたしは眠らないうさぎになる

あたしと君 その間はきっとずっと埋まらない
ココロ揺らすコトバ
カラダ揺らすリズム
ノドを震わしウタを紡ぐ ラララ…

でこぼこわき道走る あたしはピンク☆ロックなうさぎになる

いびつな穴 あたしと君 全部目の前に並べた
ココロ揺らすコトバ
カラダ揺らすリズム
ノドを震わし触れてみた 何も恐くなかった

明日かかる虹が
またかすんでいたら
青い傘をさせばいい ラララ…


10.ポラロイド

作詞:浜田亜紀子
作曲:中島優美

短いマフラー いちごのスカート
ジュースの飲みかけ まじめな友達
いろんなまちがい 壊れたケイタイ
ピンクのテーブル 散れてる部屋

もうこれ以上 思い出せない
もうこれ以上 思い出せない

昔の写真 はかないズボン
虫よけスプレー 倒れたべ一ス
満腹なんです 食べ過ぎたんです
眠れないのは、白いロングブーツ

ああ 空の色や 海の色
頭の中 色あせてゆく

もうこれ以上 思い出せない
もうこれ以上 思い出せない

モアイの鋼像 夜中の番組
指宿方面 霧島方面
冷たい北風 捨てちゃえガラクタ
キライな人間 電話の明細

もうこれ以上 思い出せない
もうこれ以上 思い出せない

消したい事実 海沿いの道
くしゃみ連発 雪が降ったね
誰かの足音 小さいあいつ
残った時間 黒の革ジャン

あぁ 空の色や 海の色
頭の中 色あせてゆく

もうこれ以上 思い出せない
昔のことなんか忘れちゃえ。


11.サンダーガール

作詞:浜田亜紀子・藤井一彦
作曲:中島優美・藤井一彦

欲しいのは 絶妙なハーモニー
行間に愛を 休符には真実を込めて

闇を切り裂いた 稲妻の刃
眠れない夜なんて 蹴とばしてく

サンダーガール

火花散らす 大胆なハウリング
地鳴と共に 涙腺を一気に駆け抜け

迷えるカウボーイに 稲妻の刃
云われなくても気合い入ってる

サンダーガール

闇を切り裂いた 稲妻の刃
迷えるカウボーイに プラズマの刃
この空の色さえ変える

サンダーガール


12.種

作詞:浜田亜紀子
作曲:中島優美

あの日種は交わり合って 私はできた
そして生み落とされて 全てが始まった

この地に足をつけた瞬間(とき)から
ずっと歩いてきた
道は一つじゃなかった
神様はいつも横なぐりの雨を降らす
私はただ探し続けるだけ
あるのかさえもわからない 答えを探すだけ

朝焼けに染まった赤い雲が逃げてゆく
私はどうすればいい?
思い出だけを頼りにして
このうす汚い空に 何を願えばいいの?

潮の香り北埠頭 生き続ける桜島
闇いっぱいの星達 変わらずにあるから

振り向かないで行ける
私はまだ探し続けるだけ
あるのかさえもわからない 答えを探すだけ

朝焼けに染まった赤い雲が逃げてゆく
私はどうすればいい?
思い出だけを頼りにして
このうす汚い空に 何を願えばいいの?

ただ絶え際の遠のく意識の中で
満たされたいだけ